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2009年3月31日 (火)

Monthly Climber Interview:安間佐千

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安間佐千インタビュー

2009年3月11日
場所:「ぶらり」&「エクセシオールカフェ」@日暮里

RaB:加須のボルダリング・ワールドカップ出場決定おめでとうございます。今年はリードだけじゃなくボルダーもワールドカップに参戦していくの?

安間:ありがとうございます。ボルダーは加須だけですね。ぼくの目標はルートにあるし、今回の加須の出場権はとれたけど、海外でのボルダリング・ワールドカップの出場権はないんじゃないかな。

RaB:なるほど。ではまずはクライミングを始めた当初のことを聞きたいかな。安間くんと言えば、自分で理論を組み立てた豊富な練習とそれを支えているモチベーションが凄いとよく聞くのだけど、始めたばかりの頃のモチベーションって何だったか覚えてる?やっぱり最初から上手くて登るだけで楽しくてしょうがない感じだったの?

安間:ん〜、上手かったかは覚えてないけど、ぼくはかなりの負けず嫌いなんですよ。人に負けるのは嫌だったし、単純にグレードを追いかけるのも大好きでした。でも、そのころ先輩たちから教わったなかで1番覚えているのは「クライミングは人から盗め」っていうアドバイスですかね。
それ以降、自分でいろいろと考えるようになったし、ある時期ユージさん(平山ユージ)の登りを見て大きな衝撃を受けてからは、細いバージョンのユージさんになろうと試行錯誤しています。

RaB:安間くんも登りがきれいだもんねー。なにか意識していることは?

安間:やはり対角線のバランスです。それをキープするために足は出来るだけ切りたくないので、上半身と下半身がつながったクライミングをすることかな。極端な例を出すと、高いガストン(横引きホールド)で身体を引き上げたりするのって、肩が上がっちゃって肩から先の力だけ使いがちだけど、横引きに保持する力だけ手の力を使って、身体を引き上げるのは肩胛骨まわりの大きな筋肉を使うように意識してます。

RaB:前のロクスノ(Rock&Snow 042号)の「強くなるための日常トレーニング法」にも書いてたけど、身体の部位の使い方って凄く意識してるよね。あの記事の腹筋の仕方を読んでから、ぼくは感化されて腹筋続けてるよ。ただ、「おしっこを我慢した状態での腹筋」っていうのがちゃんと出来ているのか分からないんだよね。コツはなに?

安間:簡単にいうとお腹を思いっきりへこませた状態で腹筋をすればいいんですよ。腹筋の仕方はどうでも大丈夫です。がんばってください。そういえば、あの記事は凄く反響があったんですよ。

RaB:そうだと思うよ。強いクライマーで自分のトレーニング法をちゃんと客観的に書ける人ってほとんどいなかった気がするしね。

安間:あの記事で言いたかったことは、強くなるためにはフィジカルを鍛えるだけじゃなくて色々な要素があるんだってことなんだけど、ちゃんと伝わったのか心配なんですよね。

RaB:大丈夫じゃないかな。やはり、普段ジムとかで他の強いクライマーを見ると「ああいうパワー欲しい!」とか思いがちだものね。

安間:そうですね。ぼくは個人的にはパワーとかのフィジカルはクライミングの要素のうちの数パーセントだと思っています。10〜20%とか・・・。ただ、ぼくもフィジカルは弱いから、もし他の選手たちのようなフィジカルがあったら、どれだけ強くなるんだろうとかは考えますよ(笑)。

RaB:では、最後に間もなく2009年のワールドカップが開幕するわけだけど、ずばり今年の目標は?

安間:狙っていきますよ。正直なところ、まだ表彰台の真ん中に立つには力不足ではあるのだけど、チャンスがあればいつでも優勝を狙います!

RaB:では、頑張ってください。お疲れ様でした。

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